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渋谷のラジオ「渋谷通信部 - SHIBUYASUSHI」 → Link
時間: 第2, 4日曜 18:00 - 19:00 ※第2日曜は初回放送, 第4日曜は再放送
出演: 三浦康嗣, 横川涼 (ラジオディレクター)
音楽劇「MONDAYS / このタイムループ、まだまだ終わらない!?」の音楽を担当
2022年に公開された映画「MONDAYS / このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」が、ウォーリー木下の上演台本・演出、三浦康嗣の作曲・音楽監督によって音楽劇「MONDAYS / このタイムループ、まだまだ終わらない!?」となって舞台化します。三浦康嗣にとっては、約10年ぶりに演劇作品に関わることとなります。
原作映画は、小さな広告代理店の社員全員が同じ一週間を繰り返していく"新感覚オフィス・タイムループ・ムービー"。舞台作品ではオリジナルのストーリーやキャラクターを加え、舞台でしか体験できない音楽劇とすることで、映画版のパラレルワールドを描きます。
10月5日より東京のPARCO劇場を皮切りに、大阪、長野でも上演予定です。
以下、本作の音楽制作に際しての三浦康嗣のコメントです。
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約10年振りに劇の音楽をつくります。
視覚に対する音の作用、影響力ってやつはものすごく大きなもので、だからこそ、特に僕が音楽を担当する舞台劇では、毎度、音/音楽を極力減らすように努めていました。極論「あいつ一切仕事してねーじゃん」てなくらい、一切(意図的な)音/音楽が鳴らない仕上がりを目指すといいますか。だって役者のセリフや動き、観客の笑い声やすすり泣く音、それら全て音であり場合によっては音楽として機能するじゃないですか。
映画などの記録映像を自分の都合で鑑賞するのと対照的に、わざわざ時間を合わせて劇場という場に集う舞台劇という性質上、特にそういうのを大事にしたい、それだけで成り立つものであって欲しい、ということかもしれません。劇が劇である為に。
長々とありきたりな持論を開陳しましたのは、今回はそういうのをスルーして音楽の快楽を追求するつもりだからです。内容がタイムループものということもあり、ループする音楽の快楽全開で行くのが、今回の劇が劇である為に吉かなと。
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「MONDAYS / このタイムループ、まだまだ終わらない!?」
2025年10月5日 日曜日〜10月27日 月曜日
会場: PARCO劇場 (東京都)
2025年11月1日 土曜日〜11月3日 月曜日
会場: 森ノ宮ピロティホール (大阪府)
2025年11月8日 土曜日〜11月9日 日曜日
会場: サントミューゼ大ホール (長野県)
上演台本・演出: ウォーリー木下
作曲・音楽監督: 三浦康嗣 (□□□)
出演: 薮 宏太, 平間壮一, 南沢奈央, 森田甘路, 吉本実憂, 松尾敢太郎, 岡田義徳, 大空ゆうひ, 梶原 善
スウィング: 花戸祐介, 涼花美雨
美術: 池宮城直美
照明: 佐藤啓
音響: 田鹿充
衣裳: 髙木阿友子
ヘアメイク: 井上京子
振付: 大熊隆太郎
映像: GEEK PICTURES
歌唱指導: Asterisk*Project
演出助手: 友花
舞台監督: 本田和男
宣伝美術 / ディレクション: いすたえこ
デザイン: 山口知香
撮影: 磯部昭子
衣裳: 髙木阿友子
ヘアメイク: 井上京子
宣伝映像 / ディレクション: 森住司
撮影: 木村槇
宣伝:ディップス・プラネット
オフィシャルライター・パンフレット編集: 栗原晶子
製作:小林大介
企画・製作: 株式会社パルコ
音楽を担当した映画『わたのはらぞこ』の公開が決定
三浦康嗣が音楽を担当した、創作ユニット「点と」による長編映画『わたのはらぞこ』が8月1日より長野・上田映劇、23日より東京・ポレポレ東中野で公開されることが発表されました。
本作は、「点と」約3年ぶりの新作として、長野県上田市の人々や同地の様々な活動・取り組みから刺激を受けて制作された映画。クラウドファンディングによって多くの方たちにサポートを受け、製作が実現しました。三浦康嗣にとってはキャリア初の映画音楽となり、製作の経緯などはこちらに掲載しています。
YouTubeでは特報が公開中。上映期間中にはトークイベントが予定されているほか、8月2日には上田映劇での上映後には □□□ライブが行われます。ライブ詳細はこちらをご参照ください。
また、公開に際し、いとうせいこう、ヤーレンズ・出井隼之介、中村佳穂の3名のコメントも発表されました。
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「距ててて」を作り出したあの「点と」の二人が、三浦康嗣の音像と鳥や水のささやきと歌を得て、硬直した私たちの体を共振させ、こころを共鳴させる。
いとうせいこう (作家 / クリエイター)
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嫌な絵が1秒も無い、逆アウトレイジでした。
上田市に積もったやさしさを、そっと掘り出して見せてくれているかの様な、美しく親しみやすい映像。印象的な音と音楽。
不思議が段々ほどけてくる、やさしい物語。
ちょっと疲れてる全ての人に観てほしい映画です。
出井隼之介 (ヤーレンズ / お笑い芸人)
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最近は「よめる人」が増えてきた様に思う。
“理解ができない”言葉は上手く説明できなかった恥ずかしい事であるみたいなそんな風潮。
けど「よめない人」は今目線を上げた先の世界のそこかしこに意外といる。
その人達は、多くの人が気に留めていないなにかにそわそわして、不意に納得して喜び、何気ない行動の中で、怒ったり喜んだりしている。
言葉で言い切らない、日常に点在する隙間はある時にふと人生でリフレインしたりする。
そういう隙間がある人生が私はとても好き。
中村佳穂 (音楽家)
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フリーマガジン「わたしたちの住環境学」インタビュー掲載
神戸・塩屋の空き家活用促進プロジェクト「塩屋的住環境特集」によるフリーマガジン「わたしたちの住環境学 ecology of our everyday life」に三浦康嗣のインタビューが掲載されています。
編集・和久田善彦さん(ぴあ株式会社所属)をはじめ、デザイン、イラスト、発行に至るまですべてを塩屋の住人が手がけた同誌。塩屋は三浦康嗣が2024年に移住した町でもあり、東京ではない場所で自宅兼音楽スタジオを構えた経緯やスタジオの考え方などについて話しています。
2月中旬以降に順次配布開始予定。配布場所は下記サイトで随時更新するとのことです。
海と山のすきまの塩屋的住環境特集「フリーマガジン『わたしたちの住環境学』 完成!」
「わたしたちの住環境学 ecology of our everyday life」
目次
・「住環境」について考えてみよう。
・巻頭特別寄稿 まちの環境学 岸野雄一 (スタディスト)
・自分の住むまちを楽しむこと シオヤプロジェクト
・音楽スタジオ兼自宅という環境 三浦康嗣 (音楽家)
・林工務店のリノベーション施工ギャラリー
・わたしの住環境コラム 安田謙一 (ロック漫筆)
・建築家のキッチン環境 白須寛規 (design SU) × 田野宏昌 (田野建築設計室)
・わたしの住環境コラム 梶谷いこ (文筆家)
・廃屋の環境学 西村周治 (合同会社廃屋代表)
・わたしの住環境コラム VIDEOTAPEMUSIC (音楽家 / 映像作家)
・山の環境学 慈憲一 (naddist)
・わたしの住環境コラム 平民金子 (文筆家)
編集 / 取材・文: 和久田善彦
デザイン: 4S DESIGN
イラスト: manna
撮影: 山下雄登